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鉱物学,無機化学,物理化学,材料工学
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原子・分子のふるまいを精密に調べて、純物質や複雑な系の挙動を解明しあるいは予測できることを目標としています。研究手法は大きく2種あり、「理論・計算機シミュレーション」と「その場状態観察実験」です。 化学結合の理論(電子状態)とそれを用いた分子シミュレーション(分子動力学法とメトロポリス・モンテカルロ法)を行なっています。特に分子シミュレーション法では、手法・アルゴリズム・原子間相互作用モデル・計算プログラムの開発から応用解析まで一貫して行なっており、作成した計算プログラムは国内外に多くの利用者がいます。
実験は、X線回折を利用して、温度、湿度、圧力などを変えて、その場で観察しています。装置の開発を設計・材質の選択から行なっています。赤外吸収分光法を用いたその場観察などへも応用していきます。
対象とする物質は、粘土、ゼオライト、ガスハイドレート、メソポーラス物質など、地球表層環境・材料物質が主ですか、幅広く関心をもっています。
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実験と計算の両方をやりたい人には最適の研究室の1つでしょう。これまで学び、経験してきたことを全て駆使して取り組むことを望んでいます。鉱物に学び、材料として応用していくことも重要であると考えています。
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