研究室名 研究室へ
水平境界

助教:岡元 太郎
(おかもと たろう)
連絡先:
石川台2号館 306 号室
教員プロフィール>>
近影
研究分野
固体地球物理学(震源過程、地球内部構造、月の地震学、数値計算理論、逆問題理論)
研究内容
 地震はなぜ発生するのか、なぜある場所では地震が発生しやすく別の場所では起こりにくいのか、地震が起こりやすい場所には何があるのか、そういった問題にはまだよくわかっていないことがたくさん残っています。私はこれらの問題を調べるために、地震の震源から放射される波を使って地震がどのように起こったのかということや(これは震源過程と呼ばれています)、地震が起こっている場所の構造はどのようになっているのか(地球内部構造)などを詳しく調べる研究を進めています。また、これらの研究のためには、地球内部の複雑な構造を考慮して地震の波が伝わる様子を計算機で再現することや(数値計算理論)、観測データから地震や構造に関する情報を抽出するための手法(逆問題理論)が必要になります。これらの方法も重要な研究対象としています。
 同じような方法によって、地球以外の惑星の地震学的な研究を進めていくこともできます。月についてはアポロ計画で多くの地震記録が得られています。私はその地震計記録を使って、月の構造を調べる研究も進めています。この研究で、月や惑星の形成過程や将来の月探査計画にとって重要となる情報が得られるのではないかと考えています。
一言
 地球や惑星で起きている現象のメカニズムを解明したい人、将来を予測したい人,地球や惑星の歴史を調べてみたい人、好奇心が体液として流れている人、地球惑星科学科で皆さんの力を伸ばしていきませんか。
水平境界
copyright@Earth&Planetary Sciences, Titech.