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水平境界

准教授:奥住 聡
(おくずみ さとし)
連絡先:
石川台2号館 303 号室
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近影
研究分野
宇宙物理学、理論天文学、惑星科学
研究内容
惑星がどのようにして形成されるのかを、理論的手法を用いて研究しています。特に、惑星形成の現場である原始惑星系円盤(若い星をとり巻くガスと塵の雲)がどのような環境であり、その環境のもとで固体天体がどのように運動しどのように成長していくのかを、その背景にある物理過程をできるだけ忠実に考慮して説明していくことを目指しています。研究のアプローチとしては、計算機を用いた数値シミュレーションだけでなく、シミュレーションの仮定となる基礎理論モデルの開発(これまで無視されて来た物理素過程の発掘を含む)にも取り組んでいます。具体的に取り組んでいる研究テーマとしては以下のようなものがあります。
  1. 固体組成に応じた微惑星形成モデルの開発
  2. 固体微粒子の成長理論モデルと天文観測との比較
  3. 磁気流体力学に根ざした原始惑星系円盤進化モデルの構築
  4. 原始惑星系円盤の乱流と固体天体の相互作用
  5. 原始惑星系円盤における電離化学反応

一言
惑星形成の研究をしていると、惑星の形成がいかに一筋縄ではいかないかを(いやというほど)味わえます。だからといって、人間が勝手に都合のいい事実だけを並べて「惑星はこうやってできます」などと言っていては、「惑星できるできる詐欺」になってしまいます。自然界を支配する物理法則に基づいて、惑星形成とってに都合のいい現象も都合の悪い現象も等しく明らかにしていきたい、そのような意欲を持つ学生さんはぜひ私たちの研究室を訪れてみてください。
水平境界
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