プラズマの世界 研究プロジェクト

われわれがふつう見る物質は、固体、液体、気体である。そのほかに、第4の状態として、原子や分子が電離して、イオンと電子となっているプラズマという状態がある。蛍光灯の中、まさにこの状態である。一般に、宇宙では、物質の99%はプラズマ状態にあるといわれている。われわれの見る太陽や星、銀河やブラックホールの周辺もプラズマ状態である。太陽からは太陽風と呼ばれるプラズマの流れていて、地球のまわりはプラズマに満たされ、ダイナミックに変動している。極夜を彩るオーロラは、この地球とプラズマ宇宙の接点である。この地球を取り巻くプラズマを、人工衛星により直接探査し、コンピュータの中に再現させ、このダイナミクスを解明している。

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■研究室
分野 テーマ キーワード
長井
宇宙空間物理学
磁気圏物理学
宇宙天気
プラズマ圏:地球と宇宙の相互作用 磁気圏
数値シミュレーション
惑星間空間磁場
プラズマ

(C) Dept. of Earth & Planetary Sciences, Tokyo Institute of Technology