系外惑星系セミナーとは?

「惑星系を狙え!」

 1995年のドップラー法による発見以来、系外惑星は間接的に続々と検出され、複数の手法による 確認も含めてその存在は疑いない事実となりました。現在、その直接観測に向けての熾烈な競争 が行われています。京都モデルなど惑星系形成理論の伝統的強みを背景にして、日本でも急速に 間接的・直接的に系外惑星を観測する計画が進みつつあります。このように、この分野は文字通 り日進月歩で進みつつあり、次第に増えつつある研究者間の迅速な情報交換の機会やより多くの 若い人たちの興味を喚起する場が緊急に必要であると思われます。そこで、この分野の観測・理 論の両分野をカバーする標記のセミナーを2002年4月より開始しました。

 セミナーは月一回で、研究者の交流を深めるために、国立天文台、東京工業大学、宇宙科学研究 所、東京大学を持ち回りで開催しています。内容は、理論と観測をメインにした一時間程度の研 究紹介またはレビューあるいは論文紹介からなります。毎回、それぞれの分野の専門家による気 合の入った講演がなされています。

 最近では、TV会議システムを利用して、全国の研究者が気軽に参加できるようになりました。セ ミナーのメーリングリストに加わりたい方は、世話人までご一報ください。興味のある関連分野 の研究者、学生の多数の参加をお待ちしております。


セミナー世話人一同(田村元秀、井田茂、中川貴雄、須藤靖、田中秀和、小久保英一郎)



<セミナー立ち上げ時の趣旨文より。一部加筆修正。>


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