第218回 | |
日時 | 平成12年10月11日(水)16:00より |
場所 | 東京工業大学理学部地球惑星科学教室会議室 石川台2号館315号室 |
講 演 者: | 原田 靖(国土地理院) |
講演題目: | プレート運動にまつわる最近の研究 |
内容: | 1960年代のプレートテクトニクスの登場以来、
地球のプレートの運動に関しては既に解明されて
しまっていると考える人は多いが、現在のように衛星重力データなどの高精度なデータが利用できる状況においては、プレート運動は十分に解析し尽くされたとは言えない。またGPSの登場によってプレート運動の理解は新しい局面を迎えている。 本講演では、プレート運動に関しての包括的なイントロダクションの後、 1, 一億年スケールのプレート運動の解析法 2, プレート運動の基準系となっているホットスポットの不動性の検証 3, プレート運動の解析から導かれる地球の自転軸の運動 4, GPSによって決められる現在のプレート運動 5, プレート境界の幾何学的な位置とプレート運動の方向との関係 等の研究を紹介し、プレート運動の原動力等の未解決な問題にも触れる。 |