第246回 | |
日時 | 平成14年11月13日(水)17:00より |
場所 | 東京工業大学理学部地球惑星科学教室会議室 石川台2号館315号室 |
講演者 | 三谷 典子(東京大学地震研究所 COE研究員) |
講演題目 | マグマ破砕のスケーリング則 |
内容、 | 爆発的火山噴火では、マグマが固体破片とガスとして噴出される。マグマは 地中深くでは粘性流体か気泡流として存在しているため、マグマが上昇する途中で 固体破片に破砕されるプロセスがあると考えられている。これまでに破砕メカニズ ムは理論的、実験的に研究されており、それらは二つのタイプに大別される。一つ は、気泡の膨張を支えるために気泡周囲のマグマに発生する応力がマグマ強度を越 えるときに起きる応力破砕で、もう一つは気泡の膨張が進み、薄いマグマ膜の不安 定によって起きる膨張破砕である。これらはマグマの粘性率の大きさで定性的には 分けられるが、粘性率や火山の規模あるいは実験条件と破砕タイプを結ぶスケーリ ング則は得られていない。本講演では、気泡成長とマグマ上昇過程をカップルした モデルを用いて得られたマグマ破砕のスケーリング則について議論する。 |
今回は東京大学地震研COE研究員である三谷さんに講演していただきました。
講演内容は「マグマ破砕のスケーリング則 」という題目で話していただきました。
爆発的火山噴火では、マグマが固体破片とガスとして噴出されます。マグマは
地中深くでは粘性流体か気泡流として存在しているため、マグマが上昇する途中で
固体破片に破砕されるプロセスがあると考えられていいます。講演では気泡成長と
マグマ上昇過程をカップルしたモデルを用いて得られたマグマ破砕のスケーリング
則について議論していただきました。
また三谷さんは東工大の地惑におられたこともあり、そのせいかセミナーでの議論
も盛んに行われていました。おかげで、講演を聞く上で非常に大きな助けになりま
した。
三谷さん、講演本当にありがとうございました。