2005年度前期までの告知では、講師の先生方の敬称が抜けておりました。
ご容赦ください。
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「太陽のコロナは非常にダイナミックな場所であった。」近年の宇宙空間からの
X線・紫外線などで撮影された太陽の画像はわたしたちに太陽のあたらしい描像を
もたらしました。
本講演では、フレアを始めとするさまざまなコロナ活動現象の紹介と、
そのエネルギー解放機構を説明するもっとも有力な理論である
磁気リコネクションモデルについてお話しします。
これらコロナ活動現象のエネルギー蓄積機構・トリガ機構については
まだ謎の部分が多く、現在さかんに研究がなされており、2006年夏打ち上げ予定の
次世代太陽観測衛星SOLAR-Bの重要科学課題のひとつになっています。
太陽表面でのシア磁場の発達や、内部からの磁場浮上が鍵となる物理である
と考えられています。講演では、このエネルギー蓄積から解放にいたる
過程についての、観測やシミュレーションによる研究を紹介します。