第300回

日時 平成19年11月21日 水曜日 午後5時より
場所 東京工業大学 石川台6号館 404号室 
<講師> 佐藤 文衛 先生 (東京工業大学 グローバルエッジ研究院)
<題名> 「恒星視線速度精密測定によるプラネット・ハンティング」

1995年の初発見以来、現在までに約250個の系外惑星(太陽以外 の恒星を周回する惑星)が発見され、多様な惑星系の姿が明らかに なってきた。最近は、観測対象も太陽類似星だけでなく様々な質量 や進化段階の恒星に拡大し、惑星系の中心星依存性が議論され始め ている。これらの発見の中心的役割を担っているのは、恒星のわず か数m/sのふらつきをとらえる視線速度精密測定技術である。現在、 世界最先端の測定精度は1m/s以下に突入し、地球型惑星の検出を 視界にとらえ始めている。 講演では、視線速度精密測定の原理を解説し、現在国内外で行われ ている系外惑星探索の状況とその成果を紹介する。


Last-modified: 2007-11-15 (木) 09:32:39 (6005d)