第301回

日時 平成19年12月12日 水曜日 午後5時より
場所 東京工業大学 石川台6号館 404号室 
<講師> 市川 康明 先生 (名古屋大学環境学研究科都市環境学専攻)
<題名> 「地盤中における移動現象のマルチスケール解析:分子から巨視へ」

地盤は多様な物質・様々なスケールの材料から構成される非均質物体である.このため,地盤中における拡散・浸透・伝熱あるいは圧密変形等の移動現象の記述は多くの困難を伴い,これまで,(各構成物質の微視寸法に比して)マクロスケールの実験結果を基に巨視的な現象を記述する現象論手法か,あるいは,分子挙動を含むナノ・ミクロスケールの挙動に焦点を当てた手法に偏りがちであった.我々はこれまで,主としてスメクタイトやカオリナイト等の粘土材料を対象に,分子レベルの材料挙動を分子シミュレーションで得た後,その局所物性 を使ってミクロ・マクロ挙動を記述するマルチスケール解析手法を開発してきた.本講演では,粘土材料を中心に,移動現象の本質を把握するための実験や解析はどのようであるべきか,マルチスケール解析法を紹介しながら議論したい.


Last-modified: 2007-11-26 (月) 14:50:57 (5075d)