第331回

日時 平成22年6月30日 水曜日 午後17時より
場所 東京工業大学 石川台2号館 318号室 
<講師> 寺崎 英紀先生  (東北大学 地球惑星物性学分野)
<題名> 高圧下における鉄合金融体の物性

鉄、ニッケルを主成分とする地球・惑星中心核は、硫黄や珪素、炭素といった軽元素 を少なからず含んでいるといわれている。このような鉄-軽元素系合金の高圧下におけ る物性は、惑星中心核の形成・進化過程を調べる上で基本となる情報である。また軽 元素の鉄合金物性に与える影響は元素により異なっており、無視できない場合が多 い。しかしこのような重要性にもかかわらず、高圧下では試料部の制約などのために 物性測定は困難で、報告されている物性は常圧下のものに比べ非常に限られている。

講演では、我々のこれまでに測定してきた密度・界面張力といった物性を中心に、高 圧下における各物性の測定法を紹介し、鉄合金融体の諸物性に対する圧力・軽元素の 効果について議論する。得られた結果を基に、惑星中心核の形成過程や組成に関する 議論を行う。


Last-modified: 2010-06-23 (水) 17:34:53 (4135d)