第343回

日時 平成23年6月29日 水曜日 午後5時より
場所 東京工業大学 石川台2号館 318号室 
<講師> 長谷川 昭 先生  (東北大学 名誉教授)
<題名> 地震の発生メカニズムと東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖のプレート境界で、我が国では観測史上最大となるM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、日本列島全域が強い揺れに見舞われた。さらに、数十分後には、この地震が引き起こした巨大な津波が東日本の太平洋沿岸各地に押し寄せ、未曾有の大災害をもたらした。国の地震調査研究推進本部による長期評価では、このような超巨大地震の発生は想定されていなかった。本講演では、まず、プレート境界地震について、これまで理解されてきた発生メカニズムを紹介する。次いで、甚大な津波被害・地震動被害をもたらした東北地方太平洋沖地震の断層運動について、現在までに明らかにされた結果を紹介する。さらに、何故 M9 の地震を想定できなかったのか、何故 M9の地震が起きたのかについて議論する。


Last-modified: 2011-06-17 (金) 11:28:43 (3776d)