第356回

日時 平成24年11月14日 水曜日 午後5時より
場所 東京工業大学 石川台2号館 318号室 
<講師> 大竹 真紀子 先生 (JAXA/宇宙科学研究所 固体惑星科学研究系 助教)
<題名> 「月探査データを用いた月初期進化過程の研究」

 月周回衛星かぐやにより取得したデータを用いて、現在の月表層化学組成を推定し、そこから月の進化過程を明らかにしようとする研究を進めています。特に、月が形成した直後には、表層が大規模に溶けてマグマオーシャンが存在したと考えられており、それがどのように固化して地殻が形成したのか、またマグマオーシャンの組成が地球と似ているのかどうか、などに注目しています。セミナーでは、これまでの結果や残されている問題点について紹介します。


Last-modified: 2012-11-19 (月) 14:45:43 (4175d)