第362回

日時 平成25年6月12日 水曜日 午後5時より
場所 東京工業大学 石川台2号館 318号室 
<講師> 本多 了 先生 (東京大学地震研究所)
<題名> 「マントル対流“研究”の流れー私的見解」

 地球科学は記載を重視するアプローチと物理・数学・化学を重視するアプローチのはざまにあると考えられる。記載重視のアプローチでは特殊性・地域性が入り込みやすく、現象すべてが信号として扱われやすい。一方、物理等を重視するアプローチにおいては、一般性が重視され、現象の何が信号であるかを吟味する。マントル対流の研究は観測が難しいために物理等を重視する立場から始まった。そして、現在では、その主要な問題(三次元問題、プレート運動等)は、ほぼ一通りの答えが出された状態と考えられる。従って、今後の“マントル”対流の研究は記載を基礎とするようなアプローチの成果をいかに取り込んでいくかにかかっているであろう。講演では講演者の研究等を紹介しながら、今後の方向性を考えて行く。

 


Last-modified: 2013-06-12 (水) 12:56:24 (3050d)