第376回

日時 平成26年7月23日 水曜日 午後5時より
場所 東京工業大学 石川台2号館 318号室 
<講師> 山崎 大輔 先生 (岡山大学地球物質科学センター 准教授)
<題名> ペロフスカイト(ブリッジマナイト)とポストペロフスカイトの結晶方位関係

地球マントルの最下部は珪酸塩ペロフスカイト(ブリッジマナイト)とその高圧相のポストペロフスカイトで主要に構成されていると考えられる。そこで、ペロフスカイトからポストペロフスカイトへの相転移におけるメカニズムを実験的に検証した。実験には、珪酸塩ポストペロフスカイトのアナログとしてCaIrO3を用いた。その結果、相転移メカニズムは、核形成・成長機構であり、ペロフスカイトとポストペロフスカイトの間に結晶方位関係があることが判明した。このことは、沈み込んでいくスラブ中でペロフスカイトが選択配向しているときに、変形によらず相転移によってポストペロフスカイトの選択配向が形成されることを意味している。選択配向は地震波速度の異方性を引き起こすので、最下部マントルで観測されている異方性の解釈に、本結果は、ひとつの制約を与えることになりうる。

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Last-modified: 2014-07-16 (水) 17:36:12 (2651d)