第403回

日時 平成29年06月14日 水曜日 17時より
場所 東京工業大学 石川台2号館 318号室 
<講師> 前野 深 先生((東京大学 地震研究所 火山噴火予知研究センター 准教授)
<題名> 堆積物から紐解く火山噴火のダイナミクス

 火山噴火により形成される堆積物には,マグマの蓄積・上昇から噴出物の運搬・堆積に至るまでの様々な情報が記録されている。噴火堆積物の構造や構成物の解析をもとに,噴火現象を特徴付ける物理化学パラメータ(噴出量,噴出率,流速,マグマ物性など)の推定が可能であるが,こうした手法の発展とともに火山噴火のダイナミクスの定量的理解は進みつつある。噴火堆積物から得られる情報は,進行中の現象や推移を理解する上で重要であるとともに,噴火に伴う災害や将来の噴火について考える上での手がかりにもなる。また最近の火山噴火では,多様かつ豊富な観測データと比較することで,噴出から堆積までの過程が高い解像度で捉えられるようになってきており,そこから得られる知見は過去の噴火を復元する際にも重要な制約となる。本講演では,近年の火山噴火における噴火堆積物の解析事例や新たな知見について紹介する。


Last-modified: 2017-06-23 (金) 15:49:04 (90d)