第431回 †
日時 令和4年7月29日 金曜日 午後1時より
場所 ELSI1号館 MISHIMAホール(ZOOMによるハイブリッド開催)
<講師> 山本 大貴 先生
<題名> 初期太陽系環境を模した条件での化学反応速度実験: 原始太陽系円盤の物理化学条件
<講師> 辰馬 未沙子 先生
<題名> シミュレーションで探るダスト集合体の強度と惑星形成への示唆
【山本 大貴 先生】
タイトル:初期太陽系環境を模した条件での化学反応速度実験: 原始太陽系円盤の物理化学条件
要旨:ガスと固体微粒子からなる原始太陽系円盤は、様々な化学的・物理的過程を通じた惑星材料物質の誕生・進化の場として、太陽系天体の進化を大きく左右します。本講演では原始太陽系円盤を理解するためにおこなっている、室内実験の結果について紹介します。
【辰馬 未沙子 先生】
タイトル:シミュレーションで探るダスト集合体の強度と惑星形成への示唆
要旨:惑星科学の目標の一つは、原始惑星系円盤や太陽系内天体の観測結果と整合的な惑星形成論を確立することです。惑星形成はサブミクロンサイズのダスト粒子からの固体成長過程ととらえることができます。ダスト粒子は分子間力や水素結合により付着し、非常に隙間の多いダスト集合体を形成します。本講演では、私がこれまで行ってきたダスト集合体の強度計算と、そこから得られる惑星形成への示唆についてお話しします。
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