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【特集 第三弾】 グローバルエッジ研究院 助教 佐藤 文衛

    ■ 太陽系外の惑星をみつける!


tokushu
    宇宙にはどんな惑星があるか?

  太陽以外の恒星を周回する惑星は太陽系外惑星と呼ばれ、これまでに約350個 見つかっている。それらは中心星の至近距離を公転する巨大惑星だったり、軌道が大きく歪んだ楕円だったり、 太陽系とは似ても似つかぬ姿をしているものが多い。このような系外惑星系の姿を明らかにし、それがどうやって生まれ、どうやって進化するのかを解明するのが系外惑星の研究である。

  私が今興味をもっているのは、恒星の性質によって周りの惑星系の性質がどう変わるか(もしくは変わらないか)ということである。これを調べるため、国立天文台の岡山観測所やハワイ観測所の望遠鏡を使って色々な恒星の周りに惑星を探している。現在は、専ら太陽より重い恒星が進化した「巨星」を狙っており、これまでに約10個の惑星を発見した。その結果、巨星の周りの惑星は質量や軌道の分布の様子が太陽に似た恒星の場合とはどうやら異なるらしいことが分かってきた。おそらく、原始惑星系円盤の性質中心星の進化の影響を反映しているのではないかと考えている。

  これをさらに詳細に調査するにはもっとたくさん惑星を見つける必要がある。ということで、私は8年前からほぼ毎月1週間くらいのペースで観測に出かけている。また、最近石川台2号館屋上と岡山観測所構内に新しい望遠鏡を設置した。これらを使って益々観測しまくりたい(という人、大歓迎)


過去の特集

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