地球磁場の起源 研究プロジェクト

方位磁針が北を指すことが知られているように、地球には固有の磁場があります。不思議なことに、現在とは反対に南を指す時代があったこともわかっています。このような地球磁場は地球中心核でのダイナモ作用とよばれる機構で生成・維持されているのです。研究目的は、このような地球磁場の起源を理論的に解明することです。かつてアインシュタインが最も重要な未解決の問題の1つとして挙げたほど難しい問題です。それだけにチャレンジする甲斐もあるのです。
難しいダイナモ問題を解くために、超並列計算機を使用した数値シミュレーションを実施しています。また、古地磁気学とよばれる手法により解明されつつある過去の地球磁場に関する情報も取り込んでいます。固有磁場を持つ惑星は地球に限りません。現在では、磁場を通して惑星の進化を研究することも可能になってきています。

この研究テーマに関係する研究室

■研究室
分野 テーマ キーワード
綱川
月惑星磁場探査
古地磁気学
固体地球物理学
地球磁場:逆転x年
人工衛星・探査機が探る
地球46億年の歴史
地球の内部構造とダイナミクス
地磁気逆転
月探査
火星探査
水星探査
中心核ダイナミクス

(C) Dept. of Earth & Planetary Sciences, Tokyo Institute of Technology